半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

楽して確実に稼げる方法

『楽して確実に稼げる方法教えます』

という見出しの新聞広告が掲載された。

確か何十年か前のアメリカでだ。

見出しの下には

『知りたい人は下記の住所に100ドルを送ってください。稼げる方法を書いたテキストを送付します』

という文言があり、その下に広告主の名前と住所が書かれていた。

広告を見た人たちのうち多くが、広告主宛に100ドルを送った。


しばらくすると、その人たちの元に広告主から封書が届いた。

開けてみると中には紙切れが1枚入っており、そこにはこう書かれていた。


『俺と同じ広告を打て』


100ドルを支払った人たちは、さぞや悔しかっただろうが、広告主は嘘をついているわけではないので、文句も言えなかったようだ。

僕が小学生の頃、以下のようなやり取りが、流行った。


『100円やるから、1つだけ頼みを聞いてくれへんか』

『いいよ』

『はい。じゃあ100円』

『ん。で、頼みってなに?』

『1000円ちょうだい』

先述の広告と発想は似ていると言えるのではないか。

いずれにしても、うまい話などないと肝に銘じるべきだろう。最近はもっと巧妙な手口で、他人からお金を巻き上げる輩があちこちにいるらしい。


ところで、インターネットの知識が少しあれば、毎日5分の労働でうなるほど儲かる方法を僕は知ってるいるのだけれど、知りたい人は、このブログのコメント欄にメールアドレスを打ち込んでください。





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砂漠を旅する男のセックスに関する小咄と、その小咄に関する僕の想い出。

―――1人の男がラクダで砂漠を旅していた。

あるとき男は無性にセックスがしたくなった。

そうだ。ラクダの肛門を使ってしようと男は思いつき、実行に移す。

しかし、ラクダが動いてなかなかうまくいかない。


そこに女が通りかかる。

『すみません。喉が渇いているのですが、お水をいただけないでしょうか』

女が男に懇願した。

『ただではやれない。水をやるかわりに、オレの言うことを1つきけ』

『…はい。なんでも言うことをききます』

『いいな。約束だぞ』

『はい』


ごくごくと、喉を鳴らして水を飲んだ女に男が言った。

『よし、約束だ。ラクダのケツを押さえてくれ』


―――という小咄を僕は中学3年生のときに、もの凄~く好きだった、もの凄~く美人の女子Sさんから聞いた。


自分で話しておいてカラカラ笑うSさんを見て、もの凄~く複雑な気持ちになった。


ウブだったあの頃を懐かしく思い出す夏の終りだ。






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できるホテルマン(ウェイター)のあり得ないミス。

本来はできるホテルマン、ウェイターなのだ。

友人のGのことである。

その日はハードなシフトが続いたせいで疲れが溜まっていたのだ。

だから、あり得ないミスをしてしまったのだ。

ランチタイム。満席であるところに、新規のお客様が来られた。新婚とおぼしき若い夫婦だ。


『いらっしゃいませ。2名さまでございますね。ご案内いたします』


Gが入口でお出迎えをした。

左手で店内奥を差し、歩きはじめるG。

Gに続く若い夫婦。

しかし、である。

先にも書いたが、すでに満席なのだ。


店内の中程まで進んだところで、Gはそのことを思い出した。


…しまった…。


だが、今さら引き返すわけにはいかない。ホテルマンとしてカッコがつかない。


Gはポーカーフェイスを崩さず歩き続けた。当然、若い夫婦も。


やがて一行は店内を一周し、入口まで戻ってきた。


少し“ため”を作ってからGが言った。ホテルマンとしての厳格さをキープしつつ、謝意を込めて。


『満席でございます』

あほ過ぎる。

ひと通り店内を連れ回しておいて、何が「満席でございます」だ。

お疲れホテルマンに、よくわからない接客をされた若夫婦は、実際に満席であることを目の当たりにしたからだろうか、


『そのようですね』

と言って怒ることはなかったという。


“人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である”


とは、チャップリンの名言であるが、Gの失敗は近くで見ても喜劇であるとしか言えない。いや、若夫婦にとっては悲劇か。

ま、どうでもええな。





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天然キャラのホテルウーマンについてのあれこれ。

ホテルマン時代、永後(えいご)という変わった苗字の先輩がいた。


永後さんは企業をまわって大口の宴会なんかを取ってくる営業職だった。


ある日、宴会に関する問い合わせの電話が入ったのだが、永後さんは外出していた。


電話を受けたのはフロントのHさんという女性スタッフだった。Hさんは少し天然キャラだった。先輩である僕はHさんにさっと近づき、成り行きを見守った。


『恐れ入ります。担当者はいま外出中でございまして。はい。担当は永後というものでございます』


フロントとして、そつのない対応をするHさん。僕は安堵した。

しかし、である。

次の瞬間、Hさんがやってくれた。

『永後のえいは永遠の「えい」。永後のごは、午後の「ご」でございます』


午後の「ご」て。

どっちも「ご」やがな。

電話の主にもツッコまれたのだろう。

Hさんは赤い顔をしながら、

『申し訳ございません。永後のごは「後ろ」でございます』

と訂正していた。

電話を切ったHさんは

『やっちゃった』

と言ってちろっと舌を出した。僕は笑ってしまい、叱る気も失せてしまった。


そんな憎めないHさん、数日後にまたやってくれた。


若いカップルをチェックインしているときだった。予約内容の確認をするHさんがはっきりきっぱりこう言い放った。

『ツインルームで、本日ご一発でございますね』

ご一泊と言うべきところをご一発。

出来の悪いコントのような事態を作り出してしまうHさんに、心底驚かされた。


ホテルウーマンのよもやのセリフにカップルも、曖昧にうなずいた。

『申し訳ございません。ご一泊、ご一泊でございますね』

Hさんは慌てて訂正したが、もう遅いっちゅーの。

カップルが客室に行くとHさんが

『またやっちゃった』

と言って今度は思い切り笑った。

僕は先輩としてぴしゃりと言った。

『何回するかは、カップルの自由やで。確認はいらん』

と。

ところで、Hさんと僕は、お互いにつき合っている人がいるにも拘わらず、男女の関係にあった。

申し訳ございません。





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それは、わざわざ訊かなくても置いてくれればよかったのでは。

おかんが肺炎で入院した日(前回のブログ参照)、嫁が真っ先に病院に行ってくれた。

病室に入った嫁は、ベッドに横たわるおかんに声をかけた。


『おかん。大丈夫? 箱ティッシュいる?』

仕事終わり、病院に直行してくれた嫁には感謝しているが、なぜ、ふた言目に箱ティッシュのことを訊いたのかは、理解に苦しむ。


しかし、である。

嫁の質問に対するおかんの聞き間違いが、更に理解できない。


箱ティッシュはいるかと、嫁に訊かれたおかんはなんと


『たこティッシュ?』

と訊き返したという。


たこティッシュ??

箱がたこの形をしており、その頭の部分からティッシュを取り出す画を思い浮かべ、嫁は思わず吹き出した。


『違う。箱ティッシュ!』

『たこティッシュ』

『違う。箱ティッシュ。は・こ・ティッシュ』


嫁は口をおかんの耳元に近づけ、ゆっくり大きな声で言った。 おかんは耳が遠いのだ。

『あぁ、箱ティッシュか。いらんわ』

やっと正確に聞き取ったおかんだが、答えはまさかのノーサンキュー。


嫁は

『あ、そう。いらんの』

と、引き下がったらしい。


何度聞いてもあほな会話だ(実際には一度しか聞いていないが)


箱ティッシュなんて、わざわざ訊かずとも、置いておいてくれればよかったのにと思わずにはいられない。

いや、嫁には感謝しているのだけれど。

ともあれ、おかんは快方に向かっている。

心配してくださったみなさん、ありがとうございます。





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