半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

僕は「カレーの子」


「お前はカレーの子や」

おかんが唐突に言い放った。
10年ほど前のある夜だ。一人暮らしをするおかんのアパートに僕と嫁が行ったときのことである。

僕と嫁はしばし呆気にとられた。

「なんやねん、いきなり。どういう意味や!?」

生気を取り戻した僕はおかんに問うた。すると、おかんは以下のように答えた。

「お前を身ごもってからというもの、食べるもんに偏りが出てきてな。カレーしか受けつけんようになったんや。10ヶ月間、
朝、昼、晩、毎食カレー食うてたんや。だからお前はカレーの子なんや」

僕の出生に関わる重大な秘密を打ち明けたかのような、神妙な顔のおかんに、深くうなずく僕と嫁であった。

そうか。僕は「カレーの子」だったのか。

ちなみに僕の弟は「餃子の子」だったらしい。

女体は神秘の塊だ。






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