半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

楽しい酔っぱらい

 若かりし頃、居酒屋でアルバイトをしていたことがある。

 酔っぱらい相手の仕事は大変だった。

 つくづく働くところではなく、くつろぐところだなと思ったものだが、中には面白い酔っぱらいもいた。

 
 そのお客さんは五十がらみのサラリーマン風のおっさんで、陽気なお酒だった。

 杯もすすみ、かなりご機嫌さんになったそのおっさんは僕に

「もうちょっと、なにか食べたいなあ。兄ちゃん、なにかおすすめはないか?」

 と、訊いた。

 僕は

「ニンニク入りの出し巻きがおいしいですよ」

 と答えた。

 すると、おっさんは

「だめだよ。僕は営業マンなんだよ。ニンニクの臭いをさせて、明日、仕事できないよ」

 と言った。

 おっさんの顔をよく見ると、ハナ垂れてた。

 ニンニクどうのこうの言う前に、ハナ拭きなはれ。

  




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