半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

細かいお客様





二十歳からの15年間、ビジネスホテルのフロントマンをしていた。

ある夜勤のときのことだ。お泊りのお客様(男性・45歳くらい・サラリーマン風)が

翌朝のタクシーの手配をリクエストされた。 

 「明日の朝、8時14分にタクシー1台おねがい」

と。

8時14分て。

なぜ〝14分〟なのか。15分ではだめなのか。当然のように湧きあがる疑問を
呑みこんで僕はかしこまった。

そして僕は思った。きっとこのお客様は自身の性格や行動、そしてそれらを取り巻く状況、

起こりうる些細なトラブルなどを勘案し、緻密な予定を立てているいるのだと。

だから目ざましのアラームも『7時32分』にセットしたり、待ち合わせをするときは

「じゃ、阪急百貨店に18時3分ね」と言ったり、お肉を買うときは「豚バラを112.8グラムちょうだい」と

言ったり、テレビのアンテナケーブルを切り売りで買う時は「1m32cm13mmください」と言ったり……

もうええか。



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