半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

歯を食いしばって頑張ってはだめ。

『生きていたら辛いことや苦しいことがある。いや、むしろ辛いことの方が多いに違いない。でもどんな困難に遭っても、歯を食いしばって頑張るんや』

というようなことを、誰しも一度は親に言われただろう。

かなりいい加減な僕の親でさえ言っていたくらいだから、1つの真理ではあるのだろう。

しかし、である。

頑張るのは良いとして、『歯を食いしばる』のは良くないようだ。

3年前。転職して数ヶ月が経ったころだ。

新しく就いた仕事の中には、とても緊張を強いられる業務があった。

1日のうち、長くても20分程度なのだが、平常心を保つのがとても困難で、僕は文字通り歯を食いしばって頑張っていた。

すると半年ほど過ぎたあたりから、奥歯の詰め物に不具合が出てきた。

放っておくのも良くないので、すぐに歯医者に行った。

仕事中に歯を食いしばることがよくあるということを伝えると、歯医者さんは


『それはよくないです。歯を食いしばるという行為は、歯にとっては百害あって一利なしです。すぐにやめてください』

と強く説かれた

けっこうな勢いだったので、多少面食らっていると、歯医者さんは改めてその弊害、「歯が磨り減る」「歯肉炎の原因になる」などの話をしてくださった。

その丁寧な説明に僕が大いに納得したところで、治療がはじまったのだが、歯医者さんがお決まりの台詞を口にされた。

『痛かったら、手を上げて教えてください』

きた。

ここは言うしかない。僕でなくてもそう思ったはずだ。

迷わず言った。

『少々の痛さなら、歯を食いしばって頑張ります』


決まった。

と、思った。

『なに言うてはるの。口開けてるのに無理やがな』

なんていう突っ込みを期待した。

だが、歯医者さんはたったひと言、

『だめです』

と言ってさっさと治療をはじめてしまった。

ボケを流されて死ぬほど恥ずかしかった。

歯を食いしばって耐えようとしたが、無理だった…。





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コメント

歯医者さんでボケなくても( *´艸`)

それにしても・・・
先生、チト冷たい( ..)φ
もっと、絡んでくれてもいいのにね〜♪(#^^#)

ボケを流された所を想像して・・・笑っちゃいました( *´艸`)

  • 2015/07/18(土) 03:47:54 |
  • URL |
  • panchi #-
  • [ 編集 ]

panchiさま

ですよね(笑)

ちょっとくらいノッてくれてもよさそうなものなのに。

めんどくさい患者だと思われたのかも。

でも、笑っていただいたので、ヨシとします!!

  • 2015/07/18(土) 21:16:23 |
  • URL |
  • 島中 之裕 #-
  • [ 編集 ]

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