半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

とんぼが……

 幼馴染の吉田が、とある電子部品製造工場でアルバイトをしていたときのこと。

 昼休み、会社から支給されたお弁当を食べていたら、向かいの同僚が、

「吉田。とんぼ、とんぼ」

 と言います。

 吉田はとんぼが食堂に迷い込んできたのかなと思い、まわりをきょろきょろしました。しかし、とんぼなどいません。

 同僚が、今度は割りばしで吉田のお弁当を指して言いました。

「吉田。とんぼ、弁当にとんぼ」

 そうです。なんと吉田のお弁当にとんぼの死体が収まっていたのです。

『しおからとんぼ』という種類のとんぼだったのですが、もちろんおかずではありません。

 吉田はすぐに会社に申し出てお弁当を交換してもらいました。

 次の日から一週間、吉田だけデラックス弁当だったそうです。

 僕としては、デラックス弁当にはとんぼの王様『オニヤンマ』が入っていたというオチを期待したのですが、そんなことはな

かったようです。

 それにしても一週間のグレードアップって微妙な対応ですな。

 





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