半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

振り込め詐欺が一向に減らない理由が、少しわかったような気がした

ついこの間のことらしい。

僕の嫁が仕事で、ある銀行のATM出張所に行ったときのことだ。

記帳を済ませた嫁がATMから出ようとしたところ、ちょうど入ってきた老婆がいきなり声をかけてきたという。

『ねえちゃん。悪いけどな、このカードで57000円おろしてくれへんか』

よもやの依頼に嫁は驚いた。


『えぇ!?いやいや。そういうことは他人に頼んだらあかんよ。ちゃんと窓口に行かないと』

家では理不尽女王として恐怖政治を敷く嫁であるが、外ではすこぶる常識的らしい。


真っ当至極な理由を申し述べてその依頼を断るも、老婆は一向ひく気配はない。


『窓口までは遠くて行けへんのや。ええからおろしてくれ。頼むわ。何が書いてあるか、よう分からんねや』

先にも記したように、そこはATMの出張所であり店舗はないので、当然窓口も行員もいない。

『いや、でも…』

『ええから。頼むわ。人助けやと思って。な。頼む』

どう見ても80歳は超えてそうな痩せぎすの老婆だが、なかなかに押し出しが強く、ついに嫁は屈してしまう。


『そしたら暗証番号だけは自分で押してね』

天井の隅に設置された防犯カメラを気にしつつ、嫁は老婆の現金を引き出してやった。

暗証番号だけは老婆自身に打ってもらって。

で、めでたく出金はできたのだが、これはもう見ようによっては振り込め詐欺だ。

いや、引き出してるので引き出し詐欺か。

どっちでもいいか。

いずれにせよ、お年寄りももう少し警戒心を持たなければいかんなぁという話だ。


たまたま居合わせたのが、家の外では常識人の嫁だったからよかったものの、声をかけたのが悪~い奴だったら、

手もなくお金をかすめとられたに違いない。

もちろん、お年寄りを食い物にする奴らが、いけないのだけれど。

ところで、痩せぎす老婆の出金を終え、会社に戻ろうと思った嫁なのだが、いつの間にやら後ろに並んでいた、

今度はでっぷりと太った髪が紫色の老婆に


『ねえちゃん。次はわての頼むわ』

と言われたそうだ。


やっぱりもうちょっとしっかりしよ。お年寄りのみなさん。

でないと、悪い奴らの餌食になるよ。





気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   

コメント

凄すぎる・・・((+_+))

大変なのは分かるけど・・・
警戒心がなさ過ぎですね!!(*ノωノ)

人を信じる心は、凄く素敵なんだけど・・・
ぅ〜ん・・・(´・ω・`)
ホント、もぅちょっと、しっかりしてほしいモノですね;つД`)

監視カメラの下で、奥様・・・頑張りましたね♪
素敵な奥様です♪(#^^#)

  • 2015/04/09(木) 00:24:06 |
  • URL |
  • panchi #-
  • [ 編集 ]

panchi様

ですよねぇ~。

犯罪をおかす人間が何より一番悪いんですが、自己防衛しないといけないですよね(^O^)

  • 2015/04/09(木) 23:27:56 |
  • URL |
  • 島中之裕 #-
  • [ 編集 ]

まじありえない婆さん達ですね!
こりゃ~犯罪を起こされても仕方ないですよねw

  • 2015/04/10(金) 23:19:23 |
  • URL |
  • 金太郎 #-
  • [ 編集 ]

金太郎様

交通事故と同じで、『自分だけは大丈夫』とか思ってるんでしょうかね。


いずれ僕たちも老いていきますからね。自戒も込めて、やはり『もう少ししっかりしよ』と言いたいですね。

  • 2015/04/11(土) 21:44:46 |
  • URL |
  • 島中之裕 #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する