半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

群馬長期出張編 パート・Ⅱ その8 出張、終わりました。次回からまた元の半泣きの詩(うた)に戻ります。



本日、5月31日を以て、長きに亘った群馬工場への出張が終わった。

厳密には、29日の金曜日で業務は終わっていたのだけれど、そこはそれ、送別会とか移動とか、関東圏にいる昔の仲間たちと旧交を温めるとかいう時間も含めたりすると、やっぱりこの末日までが出張だったということになる。

僕がさっき勝手にそう決めた。

で、その長期出張の最終日に昔の仲間と会うために昨夜から東京に出ていたのだけれど、宿泊先である上野はアメ横近くのカプセルホテルがなかなか見つからなくて右往左往していると、黒いスラックスにぴしっとした白いシャツを着たおっちゃんが、シューッと僕に接近してきては、のっぺりとした顔とは不釣り合いなシブイ声で耳打ちをした。

『はい。お兄さん。上野でおっぱいどう? おっぱい好きでしょ、おっぱい』

数多いる通行人の中から狙いすましたかのように僕にアプローチをかけた客引きのおっちゃん。あんたの目に狂いはなかった。

確かに僕はおっぱいが大好きだ。

けれども、昨夜、声をかけてくれたときは、とにもかくにもホテルを見つけださなくてはと、いっぱいいっぱいだったのだ。

だからして、


『おっぱいなら間に合ってるよ』

などと、ハードボイルドを気取ってあんたを振り切ったのだけれど、本当は上野でおっぱいをいっぱい堪能したかったのだよ。


いっぱいいっぱいの男にとっては、おっぱいは二の次になってしまうという切ない例だ。

ところで、添付の写真は、ホテルマン時代の仲間に会うために買った服だ。

前回、春に会ったときはピンクのパーカーに緑のアウターで『桜餅ルック』だったのだけれど、今回は夏のフルーツ『すいか』をイメージしてみた。

名づけて『スイカラールック』(安易の極みやな)

宴のときに昔の仲間が笑ってくれたのはよかったが、往来ですれ違う人たちの視線は痛かった。

そのタイミングでもし

『おっぱいどう?』

と声をかけられたなら、きっと

『いいねえ。巨乳、スイカップでよろしく』
かなんか言って、ホイホイ着いて行ったに違いない。

男ってあほだ。

んなわけで、群馬工場のみんな、ホテルマン時代のみんな楽しかったで。

ありがとう。





気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   

群馬長期出張編 パート・Ⅱ その7 ちょっと笑ってしまった相談事の回答

昨夜遅くに

『メアドを変更したので登録お願いします』

というメールが友人からきた。


このメールに対して返信したものかどうか、迷ったのでインターネットで検索してみた。

Yahoo!知恵袋に同様の質問があり、それに対する答えもいくつかあった。


『変更のメールをくれた人との関係性による』

『了解しましたと返信した方が、相手も安心する』

『特に必要ないのでは』

などの回答の中に

『(僕には)メアドの変更を連絡する相手がいない』

というのがあった。

知らんがな。


だいたい質問に対する答えになってないやないか。

不意を突かれて笑ってしまったが、本人にとっては切実なことなのかもしれない。


そういえば、かなり前、『痛快エブリディ』という関西ローカルのバラエティ番組があって、その中に視聴者からの相談に答えるコーナーがあった。


ある日の相談事が、


『主人が決まった時間にご飯を食べてくれません。私もそれに振り回されて食事の時間がバラバラで困っています。どうしたらいいでしょうか。50代・主婦』

というものだったのだけれど、これに答えた中田ボタン師匠のアドバイスがふるっていた。

『なにしょーもないこと相談しとんねん。決まった時間にメシ食いたかったら刑務所入れ』

と言い放ったのだ。

司会の桂南光師匠も、関西テレビの女子アナも慌ててフォローを入れていたが、僕はテレビの前で爆笑してしまった。


相談事は相手を選らばなければ、とんでもないことになるという、良い例だ。


ところで、長きに亘った群馬出張もあと1週間で終わろうとしているのだが、情けないことに一度もラヴアフェアがなかった。ただの一度もである。

男を上げるために、残された時間でなんとか一度くらいは、火遊びをしたいと思う。


どうすれば、火遊びの彼女ができるか嫁に相談してみようかな。


あかんな。火遊びどころか爆死やな。





気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   

群馬長期出張編 パート・Ⅱ その6 京都工場の男子トイレにて。 『なぜ、そこで!?』

昨日のことだ。

仕事中、かりん糖に似た物体を体外に排出したくなったので、休憩のときトイレに行った。

女子トイレの前に『清掃中』の表示物があったのだが、男子トイレは使えそうだったので入った。

と、僕以外に人の姿は見えないのに、

『おつかれさまです』

という声が微かに聞こえてきた。

もしかして、かりん糖に似た物体を体外に排出するための個室に誰かいて、そいつが僕の気配を感じて挨拶をしてくれたのか? まさかな。


などと思いながら、かりん糖に似た物体を体外に排出するための個室の扉を開けてびっくり。

なんと掃除のおばちゃんが座っていたのだ。洋式トイレの便座に。

『うわっ』

思わず声を上げた僕におばちゃんは

『おつかれ』

と、太陽のような笑顔で返してくれた。


意思とは関係なく、ほとんど反射的におばちゃんの下半身を見ると、制服のズボンをちゃんとはいている。

つまり用を足していたわけではない。

考えるに、ちょっと休憩をしていたのだろうが、なぜそこで。

休憩室があるではないか。

仕事中に急にしんどくなって小休止を取りたくなったのだとしても、それなら女子トイレだろ。


だいたい『清掃中』のはずの女子トイレは、どうなっているのだ?

あり得ないところを人に見られたのに、なぜそんな嬉しそうに笑える?


いろんな疑問が次々と浮かんできたが、もちろん答えは得られなかった。

阿呆のように立ち尽くす僕に、やはり満面の笑みで


『どうぞ』

と言うと、おばちゃんは悠然と男子トイレから出て行った。


悪い夢だと思いたかったが、驚きのあまり一瞬鎮まった便意が、またぞろ頭をもたげると、今しがた起きたことが現実であるのだと思い知らされるのだった。

緊急事態だから、一旦戻ってきてくれと言われ、先週末、長期出張先の群馬から帰ってきたのだが、こんなキテレツな出来事に遭遇するなんて。

おもしろいじゃないか、京都工場。

しかし、おばちゃんによって温められた便座は、あまり気持ちのよいものではなかった。

ところで、一時帰還して京都工場のラインに入ったこの1週間で、31時間の残業をした。

朝の7時30分から夜中の1時頃まで働いた日が、1週間のうち3日あった。


これでもかというほど、トラブルが連発したのだ。


先の見えない難局に立たされ、2回くらい『死ぬかも』と思い、1回だけ『死にたい』と思った。


もちろん、死ななくて良かったのだけれど。

今日、このあと群馬に向かう。

来週からはまた群馬工場に応援だ。

片道5時間。やっぱりちょっと死ぬかも。





気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   


群馬長期出張編 パート・Ⅱ その5 緊急事態発生 一旦、京都へ戻る


『島中さん。大変申し訳ないんですが、一旦、京都に戻ってきてもらえませんでしょうか…』


橋本愛似の事務員とのラヴアフェアを夢想するも、結局、仮住いのアパートの部屋で、ただ読書をしていただけの

ゴールデンウィーク。その終盤に京都工場の事務方、M本さんから電話が入った。

『 実はCさんがですね…』

いつもは明るいM本さんの声が終始、沈んでいた。


話を聞かされた僕も唖然とした。


諸般の事情で詳細は記せないが、京都工場のメンバーの1人、Cさんがラインに入れなくなったのだ。


1人欠けたくらいで、群馬にいる僕を呼び戻す必要などないのではないかと思われるかも知れないが、そうではない。


僕が群馬工場に応援に出ているのに加えて、3月末に目の手術をしたサブリーダーが未だ現場復帰していない。

そこにきて、今回のCさんの戦線離脱。


もともと余裕のある人員で回していたわけではない。3人減るというのはもう致命的なのである。


そんなようなわけで、今日、一旦、京都に帰ってきた。

で、明日から来週いっぱいは京都工場のラインに入って、再来週の18日からまた群馬工場の応援に戻る。


ちょっと慌ただしいなぁ。


ところで、昨日の仕事終わり、群馬工場の事務所に立ち寄った。


『明日から来週いっぱい京都に戻ります。再来週にはまた来ますんで』

と、一応、挨拶をしておいたのだが、


『行ったり来たりで、申し訳ないね』

と、労をねぎらってくれる所長を尻目に、例の橋本愛似の事務員がこぼれ落ちそうな笑顔で

『いってらっしゃい』

と言ってくれた。

僕のことをタイプだと言ってくれた上に、こういう状況で

“いってらっしゃい”

だ。

グッとこない方がおかしい。


『一旦、帰ること』を京都の嫁に伝えたときのリアクションが


『あ、そ』


という、淡白なことこの上ないものだっただけに、橋本愛の笑顔が沁みた。


群馬にも家族を作ろかな。

こんなことを書くと、アブナイ人だと思われるな。


とりあえず、再来週、群馬工場に戻ったときの

“お帰りなさい”

を期待しつつ、京都で頑張りたいと思う。


しかし、ほんとにもうどっちがホームグラウンドか分からなくなってきたなぁ。





気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   

群馬長期出張編 パート・Ⅱ その4 ゴールデンウィーク 切ないプチモテ状態


ちょっと前のことだ。

群馬工場のあるメンバーが教えてくれた。

『島中さん。事務所にK谷ってのがいるでしょ。橋本愛に似てる事務員。あいつが、“島中さんが、また来てくれて嬉しい
です。私、タイプなんです”って言ってましたよ』

と。

驚いた。そして何より嬉しかった。

嬉しさのあまり、聞いた瞬間、思いきり跳び上がり天井に頭をぶつけた。

現場で聞いたので、インナーヘルメットをかぶっていたから、なんとか死なずにすんだ。

タイプだなんて、そんなようなことは、4歳のとき保育園の同級生、松井直子ちゃん(仮名)に

『あんたのこと好きやし、結婚したげる』

と言われて以来だから、実に40年ぶりだ。

ちなみに松井直子ちゃんは獅子舞みたいな顔をしてはりましたです、はい。


橋本愛似の事務員のK谷さんは、確か25歳くらいのはずだ。

そんな親子ほども歳が離れている若い女性から、タイプだと言われるというのは、プチモテ状態と言って差し支え

ないだろう。

嬉しい。ただ単純に嬉しい。

用もないのに事務所に行ってしまったりしそうだ。

しかし、今後、僕とK谷さんが、素敵な間違いを犯すというようなことはないだろうから、きっとゴールデンウィークも

仮住いのアパートで、一人読書をしているうちに終わってしまうだろう。(連休の中日にラインが動くので、京都には

帰れない)


そう考えると、プチモテ状態といっても切ないものがある。

ま、仕方ないな。

それにしてもだ。

橋本愛って、誰?





気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村