半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

群馬出張編・14・キックボクシングの師匠からいただいたメール。



さっき、

“京都工場のイケメンの先輩から『元気か?メール』をいただいて、ぐっときた。

一度抱かれてみたい”


というようなことを書いたら、程なくしてキックボクシングの師匠から


『元気にしてるか?

でも抱かへんで( ̄∀ ̄)』

というメールが届いた。

笑ってしまった。


師匠からのメールはいつも面白い。


強くて面白い男。

僕の憧れだ。

でも、抱かれたいかと訊かれれば躊躇してしまう。


一度、その味を知ってしまうと、もう普通の社会生活を送れないような気がするからだ。


添付している写真に収まってらっしゃるのが師匠だが、51歳にしてこの肉体を誇るのだ。

僕のためらいも理解できるでしょ。

いや、そういう問題ではないか。

そもそもためらっているということは、やはりその気があるということか?


あまり深く考えるのは止そう。


今は長期出張中で、いつもより少し孤独の中にいるからな。


とにもかくにも、大事な試合前なのにお気遣いいただきまして、師匠、ありがとうございます!


京賀塾スピリットで、残り1ヶ月の出張、乗り切ります!

押忍!
 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   

群馬出張編・13・応援3週目 『意識障害』に驚く



今週は日勤だった。

勤務時間は朝の7時30分~19時30分まで。

残業あり。

いや、そもそも16時30分以降は残業だ。

ラインの調子は、とても良いときもあれば、帽子を丸めて床に投げつけたいほど、悪いときもある。


安定稼働までの道のりは遠い。


ところで、先週末、おかんが『意識障害で入院した』というメールが嫁から入った。


意識障害という単語に肝を冷やしたが、検査の結果、持病のてんかんの発作によるものだという。

心配はないらしい。


その他にも今週はいろいろと厄介事があり、ブログの更新も滞ってしまった。


来週からまた新たな気持ちで臨むために、今日、東京に行くことにした。

稼働予定が急きょ休みになったのだ。


そろそろ娘にも会いたいし、おかんのこともあるので、一度京都に帰ろうかと思ったが、

『おかん、めちゃめちゃ元気やで。ほのか(娘)は来週、期末テストでこの土日も勉強するし、私もバタバタしてるから、あんた帰ってこなくていいよ(笑)』

と、電話で嫁に言われてしまった。

なるほど。帰らなくていいのか。


それなら気分転換しようというわけで、東京に出てみることにした。


どうしよう。原宿とかでスカウトされたら。

ないか。


44歳のおっさんやし、そもそも槇原敬之似のブサイクやし(半泣き)

写真はアパートの近くに植わってある木。


何の木か分からないが、小さな花を咲かせていた。


いろいろあって沈みがちな気持ちが一瞬、ポッと温かくなった。


温かくなったと言えば、今朝、このブログを書いてるときに、京都工場の先輩・岡田さん(藤木直人似のイケメン)が、『元気にしてるか?』メールをくださった。


ぐっときた。


京都に帰ったら、一度抱かれてみたいと思った。


さ。ではそろそろ東京に行こかな。


あ、その前に掃除、洗濯その他もろもろの家事をやっつけてしまおう。


オッサンの一人暮らしは忙しいなぁ。
 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   

群馬出張編・12・彩りを。



長期出張で群馬に来てから、はや2週間。

ろくなものを食べていないのは、前にも書いたが、そろそろちゃんしたものを食べたいという欲求が出てきた。

口が、身体が、そのすべてが、美味しいものを欲している。

(ちょっと大げさやな)


写真はこっちに来てからの常食、

『鶏のささみのゆでたの』

家畜のエサか。


今夜あたり、ちょっと彩りのある食べ物を口にしよう。


彩りと言えば、アパートから車で10分くらいのところにインターネットカフェを見つけた。

ブログがさくさく書けるのも嬉しいし、なにより、いかがわしい動画を見れるのが、至福の悦びだ。

春までの間、ときどきインターネットカフェに行って生活に彩りを添えたいと思う。

さびしぃ~。
 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   



群馬出張編・11・若手ホープの島田くんは空手家。

同じ『前後半チーム』の島田くんは、次期リーダーと目されている。

年は30過ぎだ。

無口で大人しい性格なのだが、笑顔がとてもキュートで、僕のつまらない冗談で笑ってくれたときなど、

抱きしめてやりたくなるほどだ。

そんな島田くんが空手家だと聞いたのは、先週末の決起大会のときだ。

別のチームの小沢さんが教えてくれた。

「島田君はこう見えて空手マスターなんです。普段は物静かですけど、すごく強いんですよ」

「え。そうなんや。島田君、空手やってたんや」

僕も格闘技経験者なので話が合うかなと、ちょっとテンションが上がったのだが、島田君は

「いやあ。空手やってたと言っても、4級なんです」

と、照れくさそうに笑ってビールに口をつけた。

「よ、4級かいな」

「はい。4級なんです」

失礼ながら僕が笑うと、島田君はさらに相好を崩した。その笑顔がまたキュートで抱きしめてやりたくなった。

僕は昂ぶる衝動をなんとか抑えて、向かいの席でぽかんと口を開けている小沢さんに言った。

「小沢さん。空手4級っていうのは、そろばん1級に負けるくらいの強さですわ。そろばんの角で叩かれたら痛いですから」

すると小沢さんは「はあ」と答えに困ったような反応を見せたのだが、それに被せるように

「あ。ぼく、そろばんもやってました。2級です」

と言って島田君が笑ったときは、もう我慢ができずに抱きしめてしまっていた。


単身赴任とかで、現地妻とか彼女ができてしまうのは、だいたいこんな感じの流れだな。違うか。違うな。
 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   

群馬出張編・10・応援8~11日目 ラインの調子は右肩上がりだが

疲れた。

やっと一息つける。

今週、月曜日から本稼動が始まったのだが、ラインの調子は右肩上がりによくなってきた。

月・火・水とダウンした出来高も、一昨日と昨日の稼動で取り戻すことが出来た。

おかげで土曜日の今日は休みとなった。

ラインの調子とは反対に、日を追うごとに疲れが溜まってきている。

夜勤明けの日は昼間に眠ることになるのだが、熟睡できない。

緊張しているのか、本来、人間の体が夜に眠るようにできているからなのか、理由はよくわからない。

いずれにしても、ちゃんと眠れないというのは、やはりつらい。


眠れないといえば、僕のおかんも不眠症らしいのだが、ある時、

「夜、ぜんぜん寝れへんねや。たまらんわ。夜、寝れへんとなにがつらいってな、朝起きれへんねや」

と、わけのわからないことを言っていた。

寝てないのに起きれないとは、これいかに。

けっこうちゃんと寝てるんちゃうんか、お前。

 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   


群馬出張編・9・応援7日目、8日目 本稼働 初夜勤。



2月16日(月)夜勤

2月17日(火)明け

本稼働が始まった。

試運転は悲惨だったが、ふたを開けてみれば、予想していたよりははるかに良い状態で稼働できた。

出来高は生産予定数に対して95%。

マイナスの5%分は

『しょーがないなぁ。がんばってくれたし、ええよ』

とは当然ならない。

翌日以降に取り戻せなければ、休みの日に稼働させることになる。

まだまだ改善すべき点がいくつもある。

機械、設備に関してはもちろんのこと、チェック業務の方法や、人員配置などについても改善の余地がある。



夜勤は夜の19時30分から翌朝の7時30分までの勤務。

で、夜勤明けの日の19時30分からまた働く。

ホテルマン時代にも夜勤はあったが、今の方がキツい。

歳のせいか。


そんな、決して楽ではない夜勤をこなさなければいけないのに、ちょっと身体に変調が出てきた。

唇がガサガサに乾き、手がむくむ。

右手親指の先がぱっくり割れる。

熱の花(口唇ヘルペス)ができる。

などなど。

出張に来てから、ヨーグルト、白ご飯、鶏のささみ、カップ麺、スナック菓子しか、ほぼ食べていない。

栄養不足だな。

分かりやすい身体だ。

週末、キャバクラにでも行って英気を養うか。


写真は一昨日の晩ごはんのメインディッシュのカップ麺。

お湯を注ぐとき、不注意で粉末スープをこぼしてしまった。

おかげで、ものスゴく薄味だった。

健康にはその方が良いかなと思ったが、根本的になにか間違っているような気がする。


今夜も夜勤だ。

アパートを出るまで、もう少し寝る。

 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   

群馬出張編・8・応援6日目 決起大会と過ちと…



2月15日(日)休み。


寝苦しさで目が覚めた。

すぐ目の前に見慣れない顔があった。

まだ眠っている。

起こさないように、そっとベッドから抜け出しポカリスウェットを飲む。

少し頭が痛い。

テレビの前に僕のものではない服が、きれいに畳んで置いてある。

なぜ、こんなことになったのか思い出してみる。




昨日、来週からの本稼働に向けて、最後の調整を行ったあと決起大会が催された。

決起大会というのは、つまり飲み会で、応援に来た僕と武島さんの歓迎会も兼ねられていた。

現場のメンバーはもちろんのこと、事務方のスタッフも参加していたのだが、その中に安原英子もいた。


居酒屋での1次会から宴は盛り上がった。


休み返上で最後の調整をするも、不安要素がそこここに残る状況に、みんなやけくそ、いや、良い意味で開き直っているようだった。

そんな現場メンバーの労をねぎらうように、安原英子は酌をしてまわっていた。

『おつかれさまです。来週からがんばってくださいね。京都からわざわざ、ほんとにありがとうございます』

僕のところにきた安原英子は仕事場で見せる顔と同じ顔で、ビールを注いでくれた。

『ありがとう。がんばるわ』

平静を装ってグラスに口をつけたが、実は少し胸がざわついていた。

それは安原英子が香水をつけていたからだ。

フェラガモのインカントチャーム。

元カノがつけていた。

そしてこれも偶然だが、その元カノの名前も英子といった。


匂いが呼び起こす想い出に胸が疼いたのだ。

『奥様、さびしがってらっしゃいませんか?』

『いや。むしろ喜んでるよ』

誰もが言いそうな冗談で答え、グラスのビールを飲み干した。


安原英子は屈託なく笑い、もう一度ビールを注いでくれると隣の卓に移動した。


長期出張で群馬に来てから1週間。

工場の廊下ですれ違ったときに挨拶をする程度で、さほど接点のない安原英子のことが急に気になり始めた。

こうなると、安原英子の黒目がちで潤んだ瞳や、カラスの濡れ羽色したショートカットも元カノを彷彿させた。

2次会は居酒屋から歩いて5分ほどのところにあるカラオケパブでということになった。

2次会も全員参加だ。

オペレーター仲間と歩きながら、僕は目で安原英子を追いかけていた。


安原英子はラインのサブリーダー・志田さんと並んで歩いていた。

安原英子が二度三度、志田さんの顔を見上げて、笑顔を見せた。

さっきとは違う種類の痛みを胸に感じた。


その痛みを振り払うかのように、2次会で僕は飲みまくった。

好きではないカラオケも歌った。

上半身裸でブルーハーツの『リンダリンダ』を歌った。

甲本ヒロトのように、ジャンプしながら、変な顔で舌を出しながら絶唱した。

中には僕と一緒にジャンプするやつもいた。

みんな爆笑していたが安原英子は笑っていなかった。

カラオケパブを出たのは、夜中の2時を過ぎていた。

ラーメンを食べに行くという強者もいたが、決起大会はお開きとなった。


幹事の佐藤くんがタクシーを4台止めた。

帰る方向が同じもの同士で乗り込んだ。

安原英子が僕の隣に乗ってきた。

助手席には同じチームの島田くんがいた。

タクシーが走り出すと僕は寝てしまった。


『この辺りですよね』

安原英子に揺り起こされて目を開けた。

アパートに近いコンビニの駐車場だった。


僕が降りるために、安原英子が一旦降りた。

島田くんはすでにいなかった。

ここまでのタクシー代を払おうと思って財布を出したとき、安原英子を乗せていないタクシーが行ってしまった。

アルコールで緩みきった脳みそで、自分が置かれている状況を考えてみた。

甘い地獄下りの予感がした。

『アパートまで送ります』

と言う安原英子を抱き寄せた。

脳裏に一瞬、嫁の顔が浮かんだが、すぐに消えた。

僕の耳元で安原英子が言った。

『今夜だけ一緒にいてあげる』

抱えられるようにしてアパートに帰った。

シャワーも浴びずにベッドに倒れ込んだ。



そして、さっき。

寝苦しさで目を覚ました。

化粧を落として眠っている安原英子は、昨夜とは違う印象だ。


安原英子はまたここに来るだろうか。

会社の人間にしゃべるだろうか。

なんてことをぼんやり考えていると、安原英子が目を覚ました。

『おはよう』

安原英子は僕のスウェットを脱ぐと、さっさと自分の服を着て化粧をし身支度を整えた。

『会社の人には言わないから安心して』

コートを羽織ながら、安原英子が言った。

僕は返事をしなかった。

『それから…』

ブーツをはきながら安原英子が言った。

『えいこだから』

なんのことだか分からなかった。

『名前。私の名前、ひでこじゃなくて、えいこだから』

『あ、ごめん』

今度から気をつけると続けようとして、やめた。

そうだったのか。

元カノが同じ字で『ひでこ』だったので、てっきり安原英子もそうなのだと思い込んでいた。

覚えていないが、たぶんベッドの中で呼んだのだろう。

『じゃあね』

安原英子が出ていった。

小さなテーブルの上から振動音が聞こえてきた。

ガラケーのディスプレイを見た。

嫁からのメールだった。

『おつかれさま。昨日は遅かったの?』

安原英子の残り香の中、なんと返信しようか考えた。






























うそです。

長々とごめんなさい。

安原英子なる人物はいません。

僕の妄想の産物です。

なにが

『今夜だけ一緒にいてあげる』

だ。気持ち悪ぅ。


決起大会はありましたが、参加者は全員男で、まさに『魁!!男塾』でした。

2次会はキャバクラに行きました。3次会も。

しゃべくりマン・渡部さんは、キャバクラでも散々、血液型の話をした後

『血液型なんて関係ねえよな』

と言い放ち、キャバ嬢たちをずっこけさせてました。

恐るべし、57歳。


でもほんとに楽しかったです。

明日からいよいよ本稼働。

僕は夜勤です。

がんばります!

 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村   

群馬出張編・7・応援5日目 試運転2回目。やっぱりだめだけど、ぐっときた。

2月13日(金)

応援5日目。

2回目の試運転。

僕の担当するK検査機の排斥率は、スタート時で0.485%と驚異的な改善を見せた。

昨日、生えてきたばかりの毛を撫でながら、修正をかけた甲斐があるというものだ。

終了時も0.988%と1%を下回る数値で、とりあえずは問題のない、状態になった。

しかし、である。

他の設備に信じられない不具合が生じた。

誰が悪いわけでもない。

みんな一生懸命やっているのだ。

強いていえば、いるのかいないのか判然としない、神様なんて呼ばれるやつが悪いのだ。
というわけで、試運転はボロボロだったので、休日だった明日が出勤になった。

当然か。

当然だな。

そんな中、京都の同僚、先輩、上司が

『がんばってるかぁメール』

をくれた。

ぐっときた。

ありがとう。

K森リーダー、菖ちゃん、M本さん。

がんばってるでぇ。

そんなような大変な状況なので、もう寝るが、最後にやけくそ気味に、あほな上にパクりの格言を記す。


“野ぐそに洋式なし”

あほだが、真理だ。
 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村       

群馬出張編・6・応援4日目 なんとかなる…はず



2月12日(木)

応援4日目。

いきなりだが、写真に収まっているのは、見ての通り鍋である。片手鍋。


味噌汁を作ったり、袋ラーメンを作ったりするときに使うものであるのだが、今夜、僕はのっぴきならない事情があって、お風呂で洗面器として使った。

(仮住いのアパートでは、シャワーで済ませるつもりだったので、洗面器は買っていなかった)

若干の違和感はあったが、洗面器の代わりに実によく働いてくれた。


ものは考えようなのだ。

たとえどんな難局に直面しようが、考えよう一つでどうにでもなる。

なる…はず。

なってね、お願い…。

なってくれないと、泣くで…半泣きちゃうで、全泣きやで。


実は今日の試運転、ボロボロだったのだ。

ライン全体としても悪かったのだが、僕が担当しているK検査機のスタート時の排斥率が、77%という悪夢のような数字だったのだ。

大雑把にいうと、K検査機はコンベアに乗って流れてくる製品の中から、不良品を排斥する設備だ。

今回、立ち上げた新設ラインで生産される製品ならば、排斥率は1%未満でなければならない。

それが77%だったのだ。

ショックのあまり、全身の毛が瞬時に抜けた。

幸いすぐに生えてきたからよかったものの、本当に驚いた。

直ちに設備を納入している機械メーカーの担当者とともに調整し、不具合の改善、改修を図った。

生えてきたばかりの毛を撫でながら。

結果、排斥率が2%台まで下がったあたりで、試運転は終わった。

もちろん、試運転終了後も調整を続けた。

明日は2回目にして最後の試運転だ。

排斥率が1%を切らないと、今度こそ全身ツルツルになってしまう。

そんな姿で春、京都に帰ったら娘がグレるに違いない。

娘のためにも、明日はバシッと決める。


嫁? 嫁はかまわない。

僕が北関東の僻地で悪戦苦闘しているのに、

『職場で配るチョコレート買うのに、あんたのカード使わせてもらったし。8000円也、よろしく~』

というような、たわけたメールを送ってくるのだ。

たまらんわ。


しかし世間はバレンタインかぁ。

工場は男ばっかりで、『魁!!男塾』状態だし、ましてや出張先だからチョコレートなんて期待できないしな。

いや、ちょっと待てよ。

最近では、友達に渡す友チョコなるものがあるくらいだから、男ばっかりの工場で、ホモチョコ…

オーマイガー。

もう寝よ。

 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村       

群馬出張編・5・応援3日目 ピンチ



2月11日(水)

応援3日目。

ピンチだ。

いや、ピンチは今に始まったことではない。更に深刻な状況になったということだ。

今朝、現場に出る前にラインのメンバー全員参加でミーティングがあった。

まず各部署の進捗状況の報告からだったのだが、僕が応援に入っている『前後半』を含め、どこもボロボロだ。

とても明日、試運転をできる状態ではない。
会議室の空気が重くなる。

そこに追い討ちをかけたのが、リーダーからの報告だ。

『来週の本稼働以降の生産計画数が増え、24時間体制で稼働させなければならなくなりました』

製造計画、生産予定数は、うちの会社が仕事を頂いている大手食品メーカーが決める。

下請けのうちとしては、増産と言われればやるしかないのだ。

『ついては、応援で来て頂いている島中さんと、武島さんにも夜勤に入っていただければ助かるんですが…』

リーダーが申し訳なさそうに僕と武島さんを見る。

今回の長期出張、応援は日勤だけという話だった。

そういう条件で群馬工場、営業所が全国の支店に応援要請をしたのだ。

だから、リーダーも僕と武島さんには遠慮がちになる。

だけど、こんな状況で『聞いてません』などと言って断るやつがいるだろうか。

契約にうるさいアメリカ人とかなら、断るのかな。

ま、そんなことはどうでもいい。

僕も武島さんも快諾した。

ただ、それでも状況が良くなったわけでは、もちろんない。

誰かが病欠したら、たちまち回らなくなる。それどころか休憩だって、ロクに取れない体制なのだ。

いや、その前にまともに稼働できるかも甚だ疑問である。

どうしようもない難局に対峙し、みんな笑うしかなかった。

『みなさんの方から何もなければ、これでミーティングは終わりますが』

静かにリーダーがまとめようとしたときだ。会議室には場違いな、大声が響いた。

『待ってくれよ、リーダーさん。このまま本稼働迎えたんじゃ、うまくいくわけないでしょう。せめて、も1人くらいはいねえと、どうにもならないよ』

しゃべくりマン・渡部さんだった。

休憩時間に訳のわからない話を延々としているときとは、違う顔をしている。

渡部さんは、更に設備やライン周辺の不備などについて、口角泡を飛ばしてリーダーに訴えた。

そのほとんどが、みんなが思ってはいるけれど、言っても無駄だからと、言わなかったことだった。だが、だからこそ渡部さんは声を上げているように見えた。

『わかりました。私もラインに入ります。その他の件に関しては上にかけ合います』

ミーティングの進行をしていたリーダーは、通常、ラインには入らないクラスのリーダーだ。

そのリーダーに、渡部さんはラインに入ると言わせたのだ。

すげぇ。

なんだかちょっと見直したぞ、しゃべくりマン。

いや、もともと現場ではきっちり仕事をする人ではあるのだが。

みんなの士気も上がったようだった。

グッジョブ、渡部さん。

会議のあと、みんな現場に出た。

午後から僕は簡単な勉強会を行った。

昨日、渡部さんから依頼されていた、K検査機についての勉強会だ。

対象は前後半チームの渡部さん、若手ホープの島田くん、新人の松本くん、中途採用で入社間もない脇山さんだ。

今回は大事なポイントだけ伝えることにした。
合計12台設置されている検査カメラの位置、その役割及び不良品排斥の仕組みと排斥データの見方など。

それらを実際に見て、触れてもらいながらレクチャーした。

みんな何度も大きくうなずいていた。

かつての僕がそうであったように、みんなカメラの位置も完全には把握していなかった。
仕方のないことだ。

K検査機を見るのは初めてで、他にもオペレーションする設備はたくさんあるのだから。
『シマちゃん、ありがとう! いやぁ、シマちゃんに応援に来てもらってほんとによかったよ。もうK検査機について教えてもらうことはないね』

渡部さんが、僕の肩をバシバシ叩いた。

いやいや、まだ基本だけやっちゅーの。

めんどくさいので、

『そうですね』

と言っておいた。

また追々レクチャーしよう。

試運転を明日に控え、不安を残したまま退勤した。

帰り道、レンタカーのガソリンが少なくなってきたので、スタンドに寄ったのだが、そこでやってしまった。

スタンドのお兄さんに言われ、給油口を開けようとして、背もたれのレバーを思い切り引いてしまったのだ。

勢いよく後ろに倒れた。

なぜ、こんなときって自分で笑ってしまうのだろう。

衰えてきた腹筋にムチ打って体を起こし、本来のレバーを探しあてた。

写真の右側のが僕、左側が大阪営業所から応援に来た武島さんが使っている。

受け渡しのとき、レンタカー屋のスタッフが訊いた。

『どちらが、どちらに乗られますか?』

どっちでもええわ。

ピンチだと言ってるくせに、けっこう書いてるなぁ。

ま、とにかく寝よう。
明日は試運転だ。
 




気まぐれ日記 ブログランキングへ
 
 にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村       
次のページ