半泣きの詩(うた)R 

「半」のつく言葉が好きだ。半泣き、半笑い、半ケツ、半身、半熟、半殺し等々。 どれもこれも中途半端な状態を表していてコミカルだ。 半殺しなんかはちょっと物騒な響きだが、それでもきっちり殺されるよりはマシである。 世界は中途半端であふれ返っている。 このブログでは大泣きするほどのことではない、でも半泣きくらいにはなってしまいそうな日常のシーンを掠めとって、読んでくれる人を半笑いにしたいと思います。

原付バイクを無免許で乗りまわしていたおばちゃんが・・・

 
子供のころ住んでいた団地に、原付をずっと無免許で乗り回しているおばちゃんがいた。

確か50歳くらいだったと思うが、おばちゃんはある日突然、「うち、やっぱり免許を取るわ」と宣言した。

やっぱり取るわて。当り前やっちゅうの。

しかし、である。

おばちゃん、原付免許の試験に落ちるわ落ちる。なんと13回も落ちたのだ。

そんなに受けたら、2、3回は同じ問題だったのではないか。

「ひっかけ問題がずるいんや。“つっかけでバイクに乗ってもいい。○か×か”なんて迷うやろ」

と、言っておばちゃんはふてくされていたが、迷わへん。なんもひっかけじゃない。おばちゃん、自分で転んでるで。

大人はもちろん、子供もツッコミそうになるのを必死でこらえた。

結局、おばちゃんは14回目でようやく合格したが、「それって無免許と変わらないような気がするなあ」と思ったのは

僕だけじゃなかったはずだ。

あれからずいぶんと時が経ったが、おばちゃん、まだ元気に原付を乗り回しているのだろうか。

いや、もうけっこうな年のはずだから乗ってないか。

久しぶりに会ってみたいなあ。

                                          がんばったおばちゃんに合掌。             




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誕生日に一番に来たメール。

3日前の1月26日。44歳になったその日一番に来たメールが、イー・モバイルから。

『データ通信量が規定の量に達したから、通信速度を低速化するで。速度を元に戻したかったら、ここをクリックしてな』

というような内容だ。

なめとんか。

規定の量を使ったのは分る。それで速度が遅くなるのも仕方がない。そしてそれをメールで報せるのも、まぁよしとしよう。

しかし、である。仮にも客の誕生日にメールするのなら、『おめでとうさん』のひと言くらいあってもいいのではないかい?

契約書にちゃんと生年月日も書いたではないか。

競争の激しい昨今。誕生日前には、居酒屋さん、洋服屋さん、車の部品屋さん、クリーニング屋さん等々、いろんな業種の

お店から『お誕生日、おめでとうさん。お安くするから来てね』なるハガキやメールが届くというのに、速度を戻した

ければ、ここをクリックしろなどといって追加料金をせしめようとするとは。言語道断だ、イー・モバイル。

速度制限がかかったせいで、フェイスブックがまともにつながらなくて、お誕生日おめでとうメッセージをくださった諸先輩方

、後輩、同輩、友人たち、または知り合って間もないべっぴんさんにお礼のコメントをするのが遅れてしまったではないか。

それだけではない。

「パパがいかがわしい動画ばっかり見るから、もう速度制限かかったで。タブレット、遅すぎ」

なんていう本当のことを娘に言われたぞ。

どうしてくれるのだ。


と、いつの間にか筋違いの怒りをイー・モバイルぶつけてしまったが、『誕生日おめでとう』メッセージはともかく、

速度制限を報せるメールに『いつもご利用ありがとうございます』くらいの文言は入れた方が良いと思うのだが。

まじめな話。


            イー・モバイルがいかに使えないか、ネットで調べようと思ったが遅過ぎて諦めた。合掌。






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バーテンさんについて。


この間、ちょっとした義理があって、北川景子ちゃんを先斗町のバー、『SENT JAMES CLUB』にお連れした。

あ、間違えた。北川景子ちゃんではなく、北川景子ちゃんを意識している、ただのOLさんだった。

社会人2年目の彼女にとって、大人のバーは物珍しかったらしく喜んでもらえたようだが、バーテンさんの多くは

なぜ、あんなにクールで小声でぼそぼそしゃべるのだろう。

大きな声が出せないのか? 

たとえば、家のトイレで「大」をしたのはいいが、トイレットペーパーがなかったときはどうするのだ?

「おかん、紙、ない~!」

と、叫ばないのか? どうするんや? え? 言うてみ。大きな声で。

でも、バーに行ってバーテンさんに「へい! らっしゃい」とか言われたら嫌やな。やっぱり。

                                                   静か~に、合掌。





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弟と2人で暮らしていたときに起きた、ちょっと切ない事件。


僕も弟もまだ独身のころだから、もう20年くらい前の話。

当時、僕は弟と2人で暮らしていた。生まれ育ったオンボロ長屋の実家でだ。

どういうことか。

まず父親は僕たちが幼い頃におかんと離婚して出て行った。それから十数年後、いろいろあっておかんも出て行った。

で、気がつけば僕と弟の2人が長屋に残ったというわけだ。

と、そんな切ない経緯はどうでもいい。

ある夜、仕事から帰ってきた弟が居間に入ってくるなり、僕に声をかけた。

「兄貴、ほら!」

僕が見ると、弟は右手に握りしめたなにかを誇示するように突き出した。まるで印籠を振りかざす渥美格之進のように。

弟が誇らしげに握っていたのは『うな重のタレ』だった。

「なんやそれ?」

うな重のタレということは見ればわかったが、なぜそんなものをわざわざ見せつけるのか僕には理解できなかった。

「これを飯にかけて食うんや。うな重食ってるとき、タレのかかってるところ食ったらめちゃくちゃうまいやろ。せやから、

これを飯にかけて食うんや」

弟が鼻の穴フルオープンで力説した。

当時、食事は僕が作っていた。といっても夜勤でない日の晩ご飯だけ。レパートリーは『焼き飯』と『豚キムチ』と『ポパイ炒

め』の3つ。数日おきに同じものを食べさせられるのが苦痛で、もしくは僕の手間を軽減させるために、そんなものを買って

きたのだろう。

ちょうど、その夜はまだおかずを作っていなかったので、早速、試してみた。

どんぶりにご飯をよそい、正座をしてうな重のタレのふたを開けた。そしてまんべんなくご飯にかけ、箸ですくうとゆっくり

口に運んだ。ひと口、ふた口・・・。静かにときは流れた。僕も弟も黙っていた。黙ってただ、うな重のタレがかかったご飯を

食べた。うまくなかった。全っ然、うまくなかった。うまくなさ過ぎて、涙さえ零れ落ちそうだった。

寒々とした沈黙を破ったのは僕だった。

「お前な、これはあかん。うな重のタレの部分がうまいのは、うなぎの身がすぐそこにあってのことなんや。身あってこその

タレなんや。こんなもん買ってくるくらいなら、ふりかけ買ってこい。バカタレ!」

弟は、ただ

「そなや」

と、うなだれていた。

そんな弟も今では、会社で役職に就いているらしい。

部下に訓をたれることもあるのだろうが、“うなだれ事件”のような失態を演じないよう気をつけて欲しいものだ。

                 
                  後半、ダジャレの連発になったが、これはこれで“うまくかけた”と思う。合掌。





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足りる。


先輩のE君とE君の車に乗っていたときのこと。

「のど渇いたねえ。なんか飲むもん買おか」

と言って、E君が近くにあったセブンイレブンの駐車場に車を入れた。

「お前、なに飲む? 買ってきてやるわ」

言うが早いか、車を降りようとするE君に

「ダイエット・コーラ」

と叫んだ。

カーナビのテレビを見ながら待っていたら、間もなく運転席のドアが開き、

「足りるけ?」

という声とともに

2リットルのペットボトルのダイエット・コーラが飛んできた。

「た、足りる。ありがとう」

小銭を使ったしょーもないギャグに笑いながらも、なんとか落とさずキャッチした。

僕のリアクションに満足した様子のE君は、またすぐに車を出した。E君は自分の分は何も買ってきていなかった。

ただ、ふと思いついたギャグをすぐに実行したかったのだそうだ。

こんな愛すべきあほばかりだと、世の中平和なのになぁと思った。

                                    げっぷぅ。あ、いや、合掌。





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この辺か・・・(あほな下ネタです)


ウォシュレットが好きだ。

いや、好きというか、最近、痔の気があるのでウォシュレットでなければ安心して脱糞ができない。

どう考えても、紙で拭くより水で洗う方がきれいになるに決まっている。“患部”は清潔が一番だ。

はじめてウォシュレットを体験したのは、いつのことだったか今となっては記憶の彼方だが、そのときに

「あんっ」

と、吐息にも似た気持ちの悪い声を出してしまったことだけは、はっきりと覚えている。

もうとっくにきれいになっているはずなのに、ずーっと放水していた。

しかし、最近ではすっかり慣れてしまって、あまり気持ちよくない。(まぁ、本来そういうことが目的のものではないのだが)

そこで、前から気になっていた『ビデ』というのを試してみた。

すると、これがびっくり。

『ビデ』は洗浄ノズルが、より長く伸びて放水されるのだ。

いつも洗う“患部”を通り過ぎて、更に敏感なところを刺激するのである。

今度は吐息どころではなく、完全にイッてしまった。

そして

「そうかあ。女の人のはこの辺かぁ」

と、妙に納得したのだった。

ところで、ウォシュレットにはその昔、和式バージョンもあったのをご存じだろうか。

僕は一度だけ使ったことがあるのだが、洗浄水がなかなか“的”に当たらず、自分でケツをグラインドさせる必要があった。

「もうこれくらいで、いいかな」と思ったころには、パンツとズボンがけっこう濡れていた。

めちゃくちゃ腹が立ったが、先に記したように、その後はウォシュレットにとてもお世話になっているので、水に流したいと思

う。
                                                     合掌。 
 




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勇敢だけど弱いのか、弱いけど勇敢なのか・・・


中2の冬休みのある日。

僕は同級生5,6人と、卒業後、就職することになっていたY先輩と地元のゲームセンターにいた。

とりたててゲームが好きというわけではなかったが、なんとなく“つき合い”でそこにいた。

岡崎という同級生が『ゼビウス』というゲームで、今までに見たことのない隠れキャラクターを出したときだった。

同級生のSが黒いガラス扉を開けて、ゲーセンによれよれと入ってきた。

僕たちは、大袈裟な音を立てたガラス扉の方を一斉に見た。

「隣町の不良にカツアゲされた」

Sが目に涙を浮かべて言った。

僕たちは押し黙った。

隣町の不良といえば、三代前からの由緒正しき不良で、なんなら本職からスカウトがくるくらいのハイレベルな悪なのだ。

すぐにでも報復に行きたいのは山々なのだが、なにせ相手は悪辣極まる不良の純粋培養である。

中途半端な男儀はすなわち即、死を意味する。中2とはいえ、そういうことがわかっている僕たちはうつむくしかなかった。

「オレが取り返してきてやる」

そんな重い沈黙を破ったのは、中卒で就職をすることになっていたY先輩だった。

「隣町のどこや?」

Sからカツアゲの場所を訊き出したY先輩は、風のようにゲーセンから出て行った。

およそ1時間半後、Y先輩がゲーセンに戻ってきた。ひどく顔を腫らして。

「すまん、S。お前の金、取り返せへんかった。5人もいるとは思わんかった。先に言えよな、そういうことは」

無理して笑うY先輩を責めるやつは1人もいなかった。

「大丈夫ですか?」

遠慮がちに訊いた僕に、Y先輩が言った。

「おお。お札はちゃんと靴下に隠してたから、とられずに済んだわ」

おいおい、ハナから負ける気やったんかいな。

みんな思わず笑ってしまった。Sも笑い泣きのような顔をしていた。

そのあと、みんなで近所のスーパーの店先で売っているたこ焼きを食べに行った。

めちゃくちゃ熱くてうまかった。

中卒で就職したY先輩が、いまどこでなにをしているのかはわからない。でも、きっといまも無茶をして後輩とか家族

とかを守っているように思う。

                 最近は、ハナから負けると分かっている夫婦喧嘩はしない僕です。合掌。             




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『子供叱るな来た道、老人笑うな行く道』というけれど・・・


この間、野暮用があって京都市の市バスを利用した。

京都駅から乗った。

バスの中ほど、2人掛けのシートに1人で座った。

すぐ前のシートに髪を紫に染めたおばあちゃんが1人座っていた。

次の停留所から乗ってきたおばあちゃんが、僕の前の紫ヘアおばあちゃんを見て

「いや~、久しぶりどすなあ」

と、言いながらその隣に座り、近況を語りはじめた。

紫ヘアのおばあちゃんも、笑顔で相づちを打ち、話を聞いたあと自分の近況を語った。

お互いの近況を語り合ったタイミングで、後から乗ってきたおばあちゃんが、

「ところで、山田はんは元気にしてはるの?」

と、訊いた。

紫ヘアのおばあちゃんが

「わてが、山田だ」

と、言った。

笑ってしまった。

“子供叱るな来た道、老人笑うな行く道”

という言葉がある。でも、この場合、笑うなという方が無理だ。

ただ、笑っておいて言うのはなんだけれど、僕が笑ったのは、その“シチュエーション”であって、決しておばあちゃんを

馬鹿にしたからではない。先の言葉にあるように、自分もやがて行く道なのだから。

いや、大体、現時点で僕にはおばあちゃんを笑う資格はない。

実は僕、近所のホームセンターに車で行ったのに、その車を忘れて家まで歩いて帰ったことがあるのだ。

深刻な考え事をしていたとはいえ、あり得ないことだ。

そんな僕が老人になると、市バスで遭遇したおばあちゃんなど、比にならないくらいのボケをかますに違いない。

数十年後、どこかで信じられないボケをかましているジジイを見かけたら、それはきっと僕だ。思いきり笑ってやってほ

しい。もし余裕があって、キレのあるツッコミなんぞを入れてもらえたりしたならば、これ以上の幸せはない。


                   でも、『笑い』って結局、差別なのだろうかと思ったりもする・・・どないやんねん。合掌。





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70歳のおかんが口ずさむ歌が・・・


おかんが、いま現在、生活をしている施設に面会に行ってきた。

受付で手続きを済ませ、面会室で待っていると車椅子のおかんが入ってきた。

おかんは尾崎豊の『I LOVE YOU』を歌っていた。

小さなテーブルをはさんで僕と正対したおかんは

「尾崎、ええ歌やんけ」

と言った。

70歳のババアが、なぜ尾崎なのか。

そういえば、年末、クリスマス前に行ったときは、甲斐バンドの『安奈』を歌いながら現われた。

おかん、もしかして70歳にして恋でもしているのだろうか。

恐すぎるので確かめはしなかったが、次に行ったとき、もし西野カナとか歌っていたら、その場で親子の縁を切る。

              五木寛之によると『切りたくても切れないのが、絆というもの』らしい。合掌。





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笑ってしまったことを反省はしたのだけれど・・・


おかんの入っている施設は、平たく言えば老人ホームのようなものなのだが、クラブ活動なんかもあったりしてその生活は

割と楽しそうだ。

この間、面会に行ったときは、ロビーに展示されている書道の作品を見ることができた。

書道クラブの書き初めの作品展で、20点ほどが展示されていたのだが

その中に

『八十歳 禁煙』

と、書かれた作品があって失礼ながら笑ってしまった。

80歳で禁煙て。もうええやん。

そう思ってしまったのだ。

だが、80歳まで生きたのだから、もういつ死んでもいいだろうと思うのは、傲慢以外のなにものでもない。

僕はすぐに反省した。

反省しつつ、他の作品を見ると

『則天去私』や『会者定離』など、さすがに重みのある言葉が多く見られた。

しかし、僕がナンバー・1に選んだのは

『書き初め』

と、書かれた作品だ。

まんまやないか。

よほど書くことがなかったのだろう。気持ちよく突っ込ませていただいた。

この人が来年、なんと書くのか楽しみでしょうがない。

ちなみに、おかんによると『八十歳 禁煙』と書いた人は、1月の5日くらいにはもう煙草を喫っていたらしい。


                                   老いも若きも、みんなあほや。 合掌。





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